風評被害
夕方、御婦人からお店に電話が掛かってきた。
「あの~、おたくのお店では、お野菜は何処産の物を使われてますか?」。
CIBのアンクルうっちー、想定外の質問に、若干、たじろぎながら「おそらく熊本県内の物だと思いますが・・・」
「全てのお野菜が間違いなく熊本県産のものですか?」
「いや~、まだキッチンのスタッフが出社しておりませんので、私では、申し訳有りませんが、そこまで把握しておりません。」
すると「お魚は何処で捕れた物ですか?」 「お肉は何処産の物ですか?」・・と矢継ぎ早の質問攻めに、オヤジは自分の店で扱っている食材に対する知識の無さを、改めて思い知らされ、嘆きながらも、恐る恐る聞いてみた。
「何か、当店の料理に問題でもあったのでしょうか?」
すると「いや、今、東北地方の物だと、放射能とか、いろいろ問題があると思いまして・・・」
なぬっ?この頑固オヤジは、大震災以来、数回にわたりチャリティライブを開催して義援金を届けたり、東北地方の産物でも問題のない物は使用したいと、微力ながらも「支援の心」を持っていたものですから、この言葉にオヤジの石頭は、カチ~ン!とスィッチが入ったのであります。「エ~イ!自分の事ばかし考えやがって・・・」と、勿論、心の中で叫びながら
「それで、お客様には、ご予約かなんか頂いているのでしょうか?」と、尋ねると、
「800円食べ放題!の ランチバイキングは、まだ、やってますか?」・・・・ガ~~ン!
「放射能の数値よりも気にすべきは、あんたの体重や体脂肪率じゃないと!」と、爆発寸前の暴言を飲み込み、冷静を保って、「大変申し訳有りません、その企画は、5月をもって終了致しました」・・・・
いやいや、食材の産地を明確にして、お客様に安心・安全な「食」の提供を心がけるのは事業者として、当たり前、当然の事なのでありますが、なんで?この馬鹿オヤジは怒っているのか?自分でも釈然としないものがあります。まだまだ、修行が足りません・・・失格です。
CIB、昨夜のLIVEはLatin Pianist・テディ池谷さん。現在でも毎月、関東・関西でも演奏活動をされているテディさんのピアノは、まだまだ健在!なり。
キッチンのチーフ・うっちゃんが、オヤジに「まかない」で作ってくれた「ロコ・モコ」。元来、ハワイ生まれのファストフードで、ハンバーグと目玉焼きがのった丼メシみたいなものですが、いろんな具材をのせてもらって楽しんでます。
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